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2016年8月28日日曜日

CSS Animation, Focus と Accessibility

  先日、あるアコーディオン的な Form を作って、CSS で slide up / down アニメーションをつけました。実際 CSS animation を使うとき、要素の display: none から display: block に, visibility: visible から visibility: hidden を変更すると、アニメーションが実行されません。現在 CSS animation はある数字から、次の数字までしか動きません。Height の場合、0 から 200 までアニメートできますが、0 から auto まではできません。
 では、なぜ jQuery animate 関数を使わないかと、CSS の方が効率がいいし、面白いからです。Chrome の FPS ツールでみると、CSS の場合、主に 50 FPS に一定していますが、jQuery animate は、JavaScript を実行しているので、FPS 一定ではないです。(https://greensock.com/js/speed.html)
 それで、display: none -> block の代わりに、maxHeight: 0 -> 200px を css transition でアニメートするようにしました。maxHeight 0 となっても、実際その要素は DOM に存在していますので、Screen Reader は認識しています。さらに、そのエリアに Form <input /> があるため、Tab Stop も発生しています。
 Focus が見えないところに行くのは大変良くないことです。ユーザーが Tab キーをおして、しばらく Focus はどこにあるかわからなくて、結構迷うようです。
 では、css animation を使うとき、accessibility について実装方法としては幾つかコツがあります。
 まず、<input /> みたいな Form 要素に対して、tabIndex を使って、 tab order を変更します。0 から -1 にします。0 の場合は、tab order をブラウザーを任していますが、-1 の場合、JavaScript の setFocus() 関数を使う必要があります。これで、ユーザーの Tab キーはその要素をスキップするようになります。
 次、aria-hidden を使って、見えない部分を Screen Reader から隠します。aria-hidden を true にすれば、すべての Screen Reader が読まないようになります。
 具体的に:
    <form aria-hidden={isOpen ? false : true}>
        <input tabIndex={isOpen ? 0 : -1} />
    </form>
 にするだけです。

 これで、ユーザーの Tab Stop が Form Hidden の場合、そのエリアの <input /> などに行かないように、矢印キーを使っても、その部分が読まないようになります。アニメーションは maxHeight を使って、開いたり、閉じたりできます。

 Accessibility について、いいコースがあります。英語ですけど。。。
    https://www.udacity.com/course/web-accessibility--ud891

 それでは。

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